催眠商法
安価な日用品を無料で配ると宣伝し、お年寄りを集め、最終的には高額な商品を買わせるという商法が催眠商法です。
SF商法とも呼ばれます。
「食パンを無料で差し上げます」などとチラシに書き、お年寄りを数十名集めたところで、会場に閉じ込め、きちんと並べられたイスに座ってもらいます。
やや窮屈な会場の前にある壇上に、感じのよさそうな成年が立ち、いよいよ催眠商法が始まります。
好青年の楽しいトークや冗談に会場も和んだところで、「この食パン欲しい人手を挙げて~」、「このティッシュ欲しい人手を挙げて~」と無料配布が始まります。
お年寄りの方達は「これはお得!」と感じ、次から次へと手を挙げていきます。
次第に会場は興奮状態になり、お年寄り達にも活気が見られるようになります。
興奮もピークになろうかというところで、壇上の好青年が
「この布団、通常200万円するんですけど、今日はなんと特別40万円!」
「160万円もお得です!この布団欲しい人手を挙げて~」
するとお年寄りの中から数人、勢い余って手を挙げてしまう人が出てきます。
ふと我に返ったお年よりも、大勢の人の前で手を挙げた手前、引き下がることもできず、会場にいる係りの人から
「あなたが契約してくれないと、次に進めないので、ここにいる皆が迷惑する」
などと言われ、契約してしまうのです。
布団、浄水器、健康食品などを契約させられる場合が多く、いずれも高額なものばかりです。
日ごろ話し相手のいないお年寄りの中には、好青年を信じきっていますので、騙されている意識がない方もおられます。
催眠商法は訪問販売に該当しますのでクーリングオフが可能です。
また事実と異なることを告げたり、会場から容易に抜け出すことができない状況などで取引をしたならば、契約を取り消すこともできます。
身内やお近くのお年寄りで、催眠商法の被害に遭われている方はいないでしょうか。
お年寄りの多い地域では、地域住民全体が注意喚起していかなければなりません。
詳細はサポートダイヤル までお問合せください。
TEL 090-4210-2557 (携帯電話)
TEL 054-334-9355 (一般電話)